参政党の記事を読み終わり、新しい記事に入りました。
政治的にも安定志向だった日本社会は終わり、何かやみくもに変化を求める有権者たちがポピュリズムの台頭を後押ししている時代に入ったのかもです。具体的にどのような変化を望んでいるのかははっきりしないのですが。
さて、この日からは「しらふ」でいることについての記事です(^▽^;) 欧米人は「飲む」ことへの罪悪感が日本人よりも強いのでしょうか。日本の酒の上での「失敗」は多くの場合、笑い話や武勇伝となりますが、欧米ではそうでもなさそうです。もっとも日本でも、若い人の意識はずいぶん変わってきたようですが。
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初めは、外国で道を聞く時のように落ち着かなくて違和感がありましたが、今ではしらふで人と交流することにすっかり慣れました。
私が初めて酒を飲んだのは12才の時です。自分が育った小さい田舎町での親戚たちとの集まりで、年上のいとこがアイスボックスからビールをくすねてきて、それを回し飲みした時です。そのひどい味にオエっとなりましたが、仲間になりたくて、とにかく2,3回がぶ飲みしたのを覚えています。
・VB: Victoria Bitter オーストラリアを代表するビール
・esky: アイスボックス Eskyが商標とのこと
・power on for a few swigs: force oneself to have a couple more sips
・本文にはありませんが、Chug! Chug! (一気、一気!)と講師から(;^ω^) 今はやっちゃいけません。
その後の数年間、私の飲酒はますます高じていきました。飲むことで、抑圧的な田舎の社会環境の中で周りから浮いていないという感覚を持てたのです。当時現れ始めていた自分がゲイであるという意識は、本当に困ったものでした。メルボルンに出て行ってからは、ゲイコミュニティーに出入りするようになって、同年代の人間と付き合うことが楽になってきました。私個人の中で飲酒は、混沌とした思考や、いまだに残る自分の性的指向への恥、溶け込めていないという不安を押し流す対処方法だったのです。
・build up quite a bit of steam: かなりの勢いを増す、という意味合い。
旅行も私の逃避のための1つの手段です。自国でうまく溶け込めていないと感じる時、他の土地であまり溶け込めないという予測は、さほど怖くありません。むしろ、匿名性に逃げ込むという予測は、実にウキウキすることで、それが私が何年にもわたって出来る限り海外を旅行したり住んだりする理由です。私はいつもその、やりがいのある難しさを楽しんできました。知らない言語を話す国での手探りの交流や、新しい習慣や文化に慣れることを楽しんでいます。新しい街をうろうろするのを楽しんでいます。外国の公共交通機関ほど、自分を馬鹿に思わせてくれるものはありません。だから、単純にA地点からB地点に行けたというだけで大満足できるのです。
旅の軽度の不安感はあっても、私は常に探索し、発見しています。歩道や携帯を見るのではなく、前方を見ています。あらゆるものを受け入れています。最終的に、自分が冒険を成し遂げたという達成感があるのです。
このような逃避の問題は、飲酒(とそれが引き起こすひどい落ち込み)はいつも私に悪い結果をもたらすことです。ここ何年もの間、私は何度もやめようとしましたが、数か月も続くことはありませんでした。昔の習慣や昔の友達、そして昔の悪に引きずり戻されてしまうのでした。まったく予想もしなかったことですが、背骨に重傷を負うことで私の生活は停止し、回復のために父のところに転がり込むことになるまでは。オーストラリアの田舎に戻り、私は回復するまでそこにいることになりました。
背骨の怪我が治るまで、私は飲酒を抑えようとする大きな計画がありましたが、田舎の生活に戻るとそれは途中で頓挫しました。適応するのは大変だったので、数か月後、私は一大決心をし、話をするために精神科医を訪問しました。「酒量を減らすことはできません。」と医者は、私が自分の飲酒歴の概要を話した時、あからさまに言いました。「あなたは止めなければなりません。完全にです。一生ではないにしても、少なくとも5年は。」と。
・bite the bullet: 歯を食いしばって耐える、ぐっとこらえる(麻酔の無い時代に、負傷した兵士に手術をする時、弾薬をかませて、舌をかまないようにさせたことから。)
・front up to: go to the front door of ~, visit, (オーストラリアやニュージーランドの語彙とのこと)
「わかりました、しかし、どうやれば?」私はびっくりしました。自身への不信感がたっぷりのピノワインのように溢れました。
「何か特にするのが好きなことはありますか。」と医者。
旅行が最初に頭に浮かびました。
医者は微笑んで、「断酒を旅行で冒険することと考えてください。自分の世界とは違うし、居心地が悪いし、落ち着かなく感じます。新しい社会力学の中を進まなければいけませんし、新しい方法で人とつながらなければなりません。初めは不快感があるでしょう。違和感も。しかし、そのような気持ちの中で、あなたは探求し、発見するのです。あなたがおっしゃったように、前方を見ることです。そうすれば毎日の終わりに、それぞれの節目で、おなじみの達成感があるでしょう。」
私はモチベーションを感じてそこを出ました。しらふは体験したことのない領域ですが、旅行、探索、冒険というレンズを通して見てみました。私はそういったことを行っていくのを楽しみました。
数日後、地元の飲み屋に友人たちに会いに行きました。精神科医に診てもらってから私は飲酒を何とか避けてきましたが、実際に人と会うのはその真価が試される時です。私は、同調圧力をかわすための計画を練っていました。10月(October)が始まったばかりだったので、しらふの10月(Ocsober)に参加することにしました。健康上の理由です。
・I'd signed up for Ocsober: I'm going to do it.のような意味合いになるそうです。sign up forの使い方については、I didn't sign up for it. = I didn't want it. などでよく使うそうです。
飲み屋の中をちらっと見た時、私はものすごく神経質になっていました。よく知っている、興奮気味の緊張感で、物事に違和感がありました。どうやって人々と関わろうか、よく分からなかったのを覚えています。ソーダを飲みながら、会話をするのに少し苦労しました。知らない国で、知らない人に道を聞いた時と同じように、不安を感じました。
でも最終的に私は落ち着き、なじんできました。周りの人達は、私の静かなしらふ状態を気にしていないようでした。彼らはおそらくホッとしていたのでしょう。大事なのは、それでも私たちは楽しめたことでした。友達と別れ帰宅した時、私は自分を誇りに思ったのを覚えています。そして、次の日起きた時に、頭がはっきりしていて元気いっぱいで、もう少し探検をしようという気持ちになっていたことは、なんと素晴らしいことだったでしょうか。
・perhaps they were relieved: 仲間達は多分ホッとしていた、というのは、禁酒する前の筆者の泥酔状態はよほどひどいもので、酒を飲まなくなったことで、友人たちは筆者の醜態を見る必要がなくなったので、ホッとしているのではないか、という講師の解説でした。
-----------------------------この日はここまで