最近(?)、どこかで見かけた記憶がうっすらあるニュースでした。トランプの娘夫婦がアルバニアの島をリゾートにしようとしているという話。Youtubeでニュース映像を見ると、たいへんなデモになっていました(;^ω^)
金にあかせてなんでも出来ると思っている人達なんだなぁ~(実際出来るのだろう💦)
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●アルバニア政府は、この注目を浴びる計画が、自国を世界の主要な観光地にしてくれることを期待していますが、環境に関する懸念があふれています。
●イヴァンカ・トランプにとって、サザン島は「掘り出し物」ですが、多くのアルバニア人にとってそれは損失になる恐れがあります。
●アメリカ人のポッドキャスターのインタビューに答えて、イヴァンカはアルバニア西岸沖の無人島を、まるで自分と夫のクシュナーが最初に見つけたかのように話しています。
●彼女は、「友人の船に乗っていて、実際、泳ごうと船を止めた時に見つけたのです。」と、クシュナーに関係のある贅沢な開発計画が提案され、アルバニア全土に怒りが広まるきっかけとなった島について話しました。
●「私たちは島まで泳ぎ、ハイキングをして、山頂まで裸足で登り、すっかりとりこになってしまいました。」
●とりこになってしまったことで、高級ホテルの建設を含むことが2年以上もまえに分かっていた開発計画に、行きつくのです。しかし、最近、ブルドーザーが海岸に到着すると、抗議する何千人もの人達が集まりました。
●アルバニア政府は、アドリア海沿岸の開発がアルバニアにとって非常に価値のあることだと言っていますが、環境保護活動家達や社会主義首相のエディ・ラマを長年批判している人々からの反対を受けています。
●クシュナーの贅沢なリゾート計画とは何なのか、なぜそれほどに物議をかもしているのでしょうか。
(クシュナー達がこの島について何を計画しているのか)
●クシュナーの展望は、ホテルやアパートや別荘が、野生動物の保護地区のあちこちに点在する、海辺に広がる開拓地です。また、以前の共産主義国家時代の軍地基地をリゾートに転換することでもあります。
●2024年にこのプロジェクトが発表されると間もなく、アルバニア政府は、クシュナーのAffinity Partners 基金と関係のある会社に、「戦略的投資者」の地位を認めました。
●いバンカ・トランプはそれから、建築家や投資家達を伴ってその地域を訪れ、ラマ首相にも会いました。
●掘削機やその他の重機械による作業が先月この地域で始まり、アクセス用道路を作り、砂を掘り、松林の土地を平にし、フェンスを設置しました。
●サザン島への投資は160憶ドルで、ラマ首相は最近、この地域を含んだ40憶ユーロ(47憶ドル)の計画にも言及しました。
●Affinity Partners 基金は、アルジャジーラの質問に対して、この開発計画に関わっている広告代理店に聞くように、と言いました。この代理店によると、開発計画はSazan Real Estate Development LLCが行っており、Affinity Partnersではなく、また、関わっている投資家はすべて個人で関わっているとのことです。
●この代理店は、Sazan Real Estate Developmentの会長、Asher Abehseraによる声明を出しています。
●「私たちは、世界規模の観光地を創り、この地域の歴史上最大の個人投資の一つを行うことにワクワクしています。」
●「責任ある経営、環境強化、仕事を作り出すこと、そして地域社会に長く続く価値を生み出すことが、この計画の焦点です。公的、組織的な過程を尊重し、それらを明らかにしながら事業を進めてまいります。」
(アルバニア政府が得るもの)
ラマ首相は、この注目度の高いプロジェクトがアルバニアを世界でも有数の観光地にすることを希望しています。それはまた、この国がEU加入をめざすことで、共産主義国家の過去から離れる努力をするうえで、象徴的です。
●「アルバニアはこのような並外れたプロジェクトを恐れていてはいけない。素晴らしいパートナーたちが集まり、40億ユーロの投資をするのだから。」とラマ首相は言います。
●「私が首相でいる間は、この投資が終わることは絶対に無い。」
(この計画に異議を唱えている人々とその理由)
●この数日間、何千人と言う人々が、この地域の海岸のブルドーザーの映像を見た後にデモに参加しました。デモ参加者達は土曜日、海岸に入れないように開発業者が有刺鉄線を張り巡らせたので、ガードマン達と衝突しました。
●何千人もの人々が、首都ティラナで3日間連続で集まり、開発計画の中止と、以前の土地所有者達に土地を取り返すよう要求しました。近日中に、さらに抗議行動が行われるみこみです。
●火曜日の晩、人々はラマ首相の官邸の外で、「国は売り物ではない」「アルバニアをドバイにしたくない」といったプラカードを掲げてデモ行進しました。
●持続性のある観光産業の専門家でNPO団体の代表者であるエヴァ・クショヴァも同じ気持ちを持っています。
●「アルバニアは小さい国で、私たちは自国を新たなドバイにするわけにはいきません。この政府の展望は、アルバニアを超高層ビルと富裕層の観光のための国にすることです。しかし、まずこの国は自国民に奉仕すべきで、贅沢な観光産業のためにその歴史や自然を破壊するべきではありません。」
●環境に関する懸念が、今回の開発計画への反発の最も大きな理由になっています。
●環境保護団体は、アドリア海に面した保護区や手つかずの海岸線を踏みにじることを恐れています。その地域は、共産主義国家であった頃から広範囲にわたって開発されずに残ってきたのです。
●40以上の環境団体が1月に、政府にこの計画を中止するよう嘆願書を送りました。建設の中止を訴える6万件の署名が、ネットで集まりました。
●開発が計画されている場所にある自然保護区は、アルバニアの最も貴重な生物多様性地域であり、アドリア海沿岸での重要な渡り鳥の滞在地です。
●首都に集まった人々は、段ボールで作ったピンク色のフラミンゴの切り抜きを掲げていました。フラミンゴは、保護鳥類の一つです。
●抗議に集まった人々は、保護区での建築の規制を取り除く法律が、2024年2月にアルバニア議会を通過したことにより集まりました。
●保護区に近い土地での新しい空港の建設も進行していますが、それも抗議活動を生じさせる原因となりました。
●「いまや全体像が見えてきました。これらの建設計画は何年も前に作られていました。空港、サザン軍事基地、そしてちかくのサンゴ礁、すべてがクシュナーの会社とその他の共同出資者達が贅沢なリゾートを建てるために約束されていたのです。」とクショバが言います。
●批評家達は加えて、海岸線の土地を購入する基金の大本や、手続きの合法性についての疑問を挙げています。
●アルバニアの多くの土地区画のように、この地域は1990年代の共産主義の崩壊にさかのぼる地権争いの影響を受けています。
(開発計画の透明性と運営に関する申し立て)
●アルバニアの特別汚職防止検察局は、この地域の被保護状況の変更についての調査を開始しました。彼らはまた、土地所有権の買収に使われた基金の出元や、役人達がどのように、契約の公的提出の通常システムをかいくぐることができたのかについても調べる予定です。
●アルバニア政府が、開発計画のために設計された土地は私有地であると主張する一方で、その私有地化に疑問を呈する人もいます。これはアルバニアではよくある法的議論です。
●計画をめぐる不透明性は多くの人々にとっての中心的な懸念です。
●「環境団体は贅沢なリゾートに反対しているわけではありませんが、その開発には、完全な透明性があり、法律に沿ったものであるべきで、保護区の湿地で行われるべきではありません。また、地元や市民社会団体との協議を経て行うべきです。」
●「先週この地域の海岸がフェンスで囲われた際、事前の連絡も無く、計画も無く、建設現場には看板もありませんでした。掘削機と建築機械だけがあったのです。」
●国の法律によると、この海と砂は公共の財産なので人々はそこへ行きたいのです。
●クシュナーの以前の似たような投機的事業にも警鐘を鳴らす話がありました。
●11月、セルビア議会が、クシュナーと関係のある投資会社に支援を受けてた、ベルグラードの贅沢な開発を可能にする特別な法律を通しました。
●一月後、検察官達は大臣を含む4人を、この開発に関して公職の乱用と文書偽造のかどで告発しました。
●クシュナーはその後、計画されていた投資から手を引きました。その計画では、現在裁判を受けている高官達によって遺産保護を外された、爆弾で破損した軍事施設に取って変わるものでした。
(ラマ首相にとってどれほどの政治的困難となるか)
●ラマ首相は抗議活動を解散させ、メディアが事の大きさと重要性を誇張していると非難しました。
●首相は去年、ヨーロッパで最も貧しい国の1つであるアルバニアを、2030年までにEUに加盟させると言う公約をかかげて4期目の当選を果たしました。彼は、投資家を呼び込むことの重要性を強調し、環境保護活動家達の懸念を過小評価しました。
●「我々は迎え入れる態度を保ち、公正さを保ち、どのような状況であっても、投資家達が敵対心を持って迎えられる国であるというレッテルを貼られないことが重要だ。」とラマ首相は言いました。
●その前の日、首相は欧州理事会の会長アントニオ・コスタと会い、コスタはアルバニアがEU加盟に向かって進んでいることを称えましたが、その加盟は、EUの環境基準に適合することが必要だ、とも言いました。
●「加盟に際して、他の地域と同様に、アルバニアはその環境法制をヨーロッパの法体系に十分準ずるものにしなければなりません。」とコスタ会長は言います。
●ラマ首相は、今回の開発計画を、国にとっての経済効果が高いことで擁護しました。そして、アルバニアはヨーロッパの環境保護基準に適合していくと主張しました。
●「観光客が一日に2,000ユーロ(2,326ドル)を使うと、調理人、ドライバー、漁師、農家、住宅開発業者、そして地元のビジネスに利益をもたらします。」と首相は言います。
●クショバはこの想定に異議を唱え、アルバニア南部の多くの海岸が私有地化されたことで、一般大衆が入れなくなった、と言っています。
●「開発の一方で、住民達が自分達の民宿を閉じることを余儀なくされたり、リゾートそのものの雇用以外で、この開発事業から受ける利益はほとんどありません。」と彼女は言います。
●「裕福な観光事業は収益を増やし、海外からの投資を誘い込みますが、環境や社会的費用を地元が負うことになる一方で利益が投資家達に集中すれば、経済的に不安定になります。」
●クショバは、裕福な億万長者ではなく、地域社会こそが力を与えられるべきである、と言っています。
●「持続可能な観光事業を開発するために、オーバーツーリズムが私たちの国に損害を与えないようにする一方で、アルバニアのあらゆる地域で、インフラやサービスの向上を図る必要があります。」と、彼女はイタリア、クロアチア、ギリシャを例に挙げて言います。それらの国々は、観光事業を指定された地域に向ける一方、国立公園や島の保護に対する努力をいっそう強化しています。
